「お金を使うことが正義」という価値観の転倒

 

「金儲けは悪」とは逆に「金儲けはかっこいいことだ」ということを、世界で最初に言い出した国があるんです。その国はどこかというと、アメリカです。アメリカ以外の国は今でも多分そうなんですが、金儲けは悪です。

日本においても金儲けはおそらくまだ悪なんです。

しかし重要なことは、プロテスタンティズムが築いたりとか、現代経済学が築いていることは、経済は贅沢をして回すことこそが正義になっています。

つまり節約は悪なんです。金を使う人が正義なんです。これは、経済でみんなが飢えないための唯一の知恵、物を生産するのではなく、物を消費することこそが正義になりました。

だからそういう風に、価値観の転倒が1970年代以降に起こって、今ではもう40年ぐらい経ちつつあるんですけど、その間にまだきっちり起こってないんですね。

でも少しずつ「金を使うことは悪だ」とか、「金を稼ぐことは悪だ」っていう風潮から、「ビジネスというものを前向きにやっていこう」っていう風潮ができています。

この価値観の転倒を、いまだに学校は教育していないわけです。

相変わらす清貧だ、清貧だって言っているので、教育の責任は大きくあります。

世界の常識から照らして、いち早くビジネスをする事、贅沢をすることが正義だという風にはなかなか書き換えられないっていうのは仕方ないでしょう。

学校教育に何を期待するのかっていうことで、この点考えてもらうと分かるかなと思います。

お金儲けをすること、お金を使うことそのものが善だっていうことが今まさに求められていて、そういう価値観の転倒を40年間かけてずっと行ってきた背景があるということで、理解してもらえればなと思います。

また、儲けることは、社会に必要とされている証の一つでもあります。

若い人が希望とトキメキのある日々を送る社会の創造こそ未来の日本を構築するのだと思います。